香水で体臭対策をするのは正しい?間違い?

香水は多くのブランドが販売しており、様々な香りが楽しめます。
好みの香りのものをいくつか購入し、使い分けている方もいるのではないでしょうか?
香水を使う目的は人それぞれですが、エチケットのためだったり、体臭を抑えるために使用する方も少なくありません。
ただ、それが体臭対策になるのかと、疑問が浮かぶこともあるかと思います。

香水で体臭対策できる?

香水の中には香りが強く、体臭をカバーできるような製品もあります。
一見すると体臭を紛らわすには最適な選択肢に思えますが、実は逆効果になる場合が多いんです。
体臭を抑えるために香水を付ける方は多いと思いますが、却ってにおいがキツくなってしまう可能性もあります。

一口に香水とはいっても、使われているフレーバーは様々です。
例えば花のフレーバーならフローラルな香りになりますし、シトラスなど柑橘系は爽やかな香りが特徴です。

しかし、こうしたフレーバーが体臭と混ざり合うと、香水の香りがかき消されてしまう場合があります。
体臭もツンとくるにおいだったり、逆に脂っこいにおいだったりします。
これらが香水と混ざり合って余計臭くなることは珍しくありません。
確かに香水で一時的に体臭を抑えられますが、相性も考えて選ぶ必要があります。

香水を使わない、根本的な体臭対策とは何か?

体臭を抑えるには、抜本的な対策も不可欠と言えます。
香水の香りに頼らず抑制するなら、以下6つの対策を行ってみると良いでしょう。

  • 抗酸化作用のある食材を食べる
    体臭の改善効果を期待できるのが抗酸化作用の食品です。
    体が酸化すると体臭が強くなると言われますが、食事を工夫してみると良いでしょう。
    例えば小松菜などの緑黄色野菜は体臭抑制におすすめです。
  • 暴飲暴食を避ける
    暴飲暴食も避けるようにしましょう。
    皮脂の分泌量が増え、体臭が強くなってしまう場合があります。
    脂分は控えめにし、バランスよい食事を心がけることが大切です。
  • 消臭・抗菌機能付きの服を着る
    衣服の中には、消臭や抗菌機能が付いた繊維を使った製品があります。
    体臭の飛散を抑えてくれますので、一度試してみてはいかがでしょうか?
  • 有酸素運動を行う
    有酸素運動も体臭対策におすすめの手段です。
    体の抗酸化力を高めて活性酵素を抑制し、においを抑えることに繋がります。
  • 制汗スプレーを使用する
    汗をかきやすい方は制汗スプレーを使うのも良いでしょう。
    製品によっては消臭・汗抑制成分が配合されているため、加齢臭やワキガが気になる方におすすめです。
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  • 汗はこまめに拭き取る
    汗が雑菌と混ざり合うと体臭が強くなる場合があります。
    こまめに拭き取れば体臭の抑制とにおいの飛散が可能です。
    特に暑い季節や湿度の高い場所では、こまめに汗を拭き取りましょう。

香水は体臭との相性を考えて選ぶ

基本的に体臭と香水は相性が悪いものです。
香りがぶつかりあうことで、不快なにおいに変化してしまうことも珍しくありません。
しかし、相性を考えて選ぶようにすれば、香りが体臭を抑えてくれる場合もあります。

例えばワキガ臭が気になる方は、植物の香りを感じさせるグリーン系のフレーバーが良いでしょう。
ナチュラルで自然に近い香りですので、ワキガの重く脂のような臭さを抑えてくれます。
加齢臭の場合はシトラスやハーブなど、少し爽やかな香りの香水が最適と考えられます。
香水を選ぶ際は、こうした体臭との相性も考えてみましょう。

ただし、香水は時間とともに香りが変化しますし、個人の好みもあるかと思います。
そのため、香水を付ける前に消臭スプレーやクリームを使い、体臭を抑えてから付けるのもおすすめです。
体臭を一時的に抑えてくれますので、香水を付ける際に習慣化しておくと良いでしょう。

香水を選ぶ際は実際に香りをチェックすることも大切です。
店頭のテスターなどを利用し、自分好みの香りの製品を購入しましょう。

まとめ

エチケットとして香水を使用する方は少なくありません。
ただし、加齢臭を始めとする体臭との相性が悪かったり、余計においがキツくなってしまう場合もあります。
そもそも香水には消臭成分が入っておらず、体臭を抑制する効果はありません。
一時的に紛らわせることはできますが、根本的な対策にはならないので注意しましょう。

相性を考えて選べば、体臭を抑えられる可能性もありますが、スプレーなどでの消臭は必須と言えます。
香水を使う前にまずは消臭し、その後付けることも検討しましょう。

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