【体育・制服】高校生・中学生が簡単にできるワキガ対策

ワキガというと中高年が悩む症状で、加齢によってにおいが強くなると考えている方も多いかと思います。
確かに歳を重ねてからにおいが強くなるケースもありますが、10代も非常に悩まされる症状なのです。
高校生・中学生の頃にワキガ臭のピークを迎えることも多く、強烈かつ不快なにおいが本人のコンプレックスになる場合もあります。

このため、10代の頃からのワキガ対策は欠かせません。
対策は難しいと思うかもしれませんが、現在はさまざまなグッズがありますので、比較的簡単に対策できます。

学生(高校生・中学生)もワキガで悩んでいる

ワキガは、脇の下にあるアポクリン汗腺から分泌される汗と雑菌が混ざり合うことで特有の強いにおいを発します。
加齢に伴ってにおいが強くなる方もいますが、いきなり発症することは少なく、ほとんどの方は親からの遺伝です。
そのため、高校生・中学生がワキガで悩むケースは決して珍しいものではないのです。

特に10代の頃は代謝が良く、汗も多く分泌されます。
その分ワキガ臭も強くなりやすく、制服や体操服が黄ばんだり、においが移ってしまうことも珍しくありません。

もし子供が着ていた服や脇から不快なにおいがしてきた時は、ワキガを疑ったほうがよいでしょう。
ただし、ワキガ対策は決して難しくありませんので、少しでも早い段階から対策することをおすすめします。

制服・体操服などワキガ対策におすすめの方法は?

制服のワキガのにおい対策

学生服のワキガ臭を抑えるなら、まず消臭スプレーを使ってみるとよいでしょう。
消臭スプレーはワキガ臭を抑える製品も多く、もっとも手軽に実践できる対策です。
着用前後に脇へスプレーするだけですので、常備しておくことをおすすめします。

なお、消臭スプレーの香りが気になる方も多いと思いますが、現在は無香料タイプの製品もあります。
消臭成分にミョウバンを使ったものや無添加の製品を選べば、肌が弱い方でも安心して使えるでしょう。

体操服のワキガのにおい対策

一方の体操服ですが、こちらもワキガ臭の対策は必須といえるでしょう。
ただ、体育中などにスプレーを使うわけにもいかないため、他の方法を検討する必要があります。

もっともおすすめのアイテムは消臭クリームです。
脇の下に塗るだけでケアできるため、体育の時間前などに塗っておきましょう。

もし脇汗の量が多い場合は、脇汗パットの利用もおすすめします。
しっかりと脇汗を吸収しつつ、においの飛散を防いでくれますので、普段から使うとよいでしょう。

BBCニュース

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学生(高校生・中学生)でも簡単にできるワキガ対策

原因を知り、適切な対策をする

ワキガ臭をケアするためには、まず原因を知ることが大切です。
先に触れたとおり、ワキガのにおいの原因は主に脇汗と雑菌ですが、脇汗の分泌が増える原因を探らなくてはいけません。
なぜ脇汗が多いのかを知り、適切な対策を取りましょう。

なお、10代のワキガは主に第二次性徴期と関わりがあります。
第二次性徴期には体が大きな変化を迎えますが、アポクリン汗腺の働きも活発になるのです。
そのため、汗の分泌量が増加してワキガ臭が強くなる場合が多く、周囲に不快なにおいが拡散することも珍しくありません。

ただし、生活習慣やストレスが原因で汗腺の働きが活発になる方もいます。
もし原因が分からない時は、皮膚科などで相談してみるのもよいでしょう。

肌着の素材を見直す

ワキガのにおいを抑えるために行いたいのが、普段着用しているTシャツなどインナーの素材のチェックと見直しです。
汗の分泌量が減るわけではありませんが、実は着用する服の素材によってワキガのにおいは変わります。

特ににおいがこもりやすい素材は、ポリエステルやアクリルなどの化学繊維です。
これらを使用した素材は肌触りがとても良い反面、通気性が非常に悪いデメリットを兼ね備えています。
そのためワキガ臭が服の中にこもりやすいうえ、保温性に優れることから脇が蒸れる原因にもなるのです。
においを最小限に抑えるなら、ポリエステルなどの化学繊維を使った肌着は避けましょう。

一方、ワキガ臭の抑制に効果的な素材が綿や麻などの天然繊維です。
これらは適度な通気性を持っており、速乾性に優れるためワキガ臭も抑えることができます。
特に綿は保温性と通気性のバランスが良いため、肌着は綿100%のものがよいでしょう。

ワキ毛ケアを怠らない

高校生・中学生になると、徐々にワキ毛も生え揃ってくるかと思います。
成長するにつれて体毛が濃くなるのは仕方ありませんが、ワキガでお悩みならワキ毛のケアも怠らないようにしましょう。

ワキ毛は脇を刺激から守る役割があるものの、蒸れる原因になることから脇汗の分泌も促してしまいます。
雑菌も繁殖しやすくなりますので、できるだけ剃ったほうがよいでしょう。
定期的に処理することで、ワキガ臭の抑制に繋がります。

なお、脇は刺激に弱いため、カミソリなどで直接剃ることは危険です。
ワキ毛を剃る場合はシェーバーを利用するか、シェービングジェルなどの利用をおすすめします。

低価格のグッズを使用する

肌着の素材を変えたり、ワキ毛の処理をするだけでもワキガ臭は抑制が可能です。
しかし万全ではありませんし、汗が増えると周囲に不快なにおいを拡散してしまう場合もあります。
もし最小限に抑えたいのであれば、ワキガをケアするアイテムを使いましょう。
コストパフォーマンスにも優れる製品は少なくありません。

ワキガの対策が可能な製品はさまざまあります。
詳しくは後述しますが、すぐに使えるものや持ち運びしやすいものなどもありますので、常備しておいてはいかがでしょうか。
製品によっては、すぐにワキガ臭が軽減される場合もあります。

学生におすすめのワキガ対策グッズを紹介

デオナチュレ さらさらクリーム

まず中高生のワキガ対策におすすめしたいのがデオナチュレのさらさらクリームです。
クリームタイプなので塗りやすく、かつ伸びやすいのが魅力です。
販売価格も抑えめですので、毎月購入してもお財布が傷む心配はありません。

デオナチュレのさらさらクリームは、消臭成分としてミョウバンが使われています。
ミョウバンは食品でも使われている成分で、肌への影響はほとんどありません。

また、無香料のため塗った後のにおいも気になりません。
ワキガ臭のみを抑えられますので、塗ったこと自体気付かれる心配もないでしょう。
持続時間も長いことから、常備しておくべきグッズといえます。

ワキ汗パット

夏場のように脇汗をかきやすい時期は、ワキガの対策も難しくなるかと思います。
服に汗がにじんでしまうこともありますし、黄ばむこともあります。
もし脇汗の量が増えてきた時は、ワキ汗パットも使ってみるとよいでしょう。

ワキ汗パットはコストパフォーマンスが良いワキガ対策グッズです。
価格が非常に安いうえ、洗濯することで繰り返し使える製品も中にはあります。
一方、衛生面が気になる方には使い捨てタイプもありますので、好みに合わせて選ぶとよいでしょう。

脇汗パットは服の脇部分に装着するだけで使えます。
装着していてもバレにくいため、特に体操服で使う際に適しています。

ラヴィリン アンダーアームクリーム

敏感肌の方は、クリームやジェルを選ぶのに苦労するかと思います。
成分によっては肌の炎症やかゆみなどの症状が出る可能性もありますので、注意しなくてはいけません。
もし敏感肌体質の方は、ラヴィリンのアンダーアームクリームを使ってみてはいかがでしょうか。

ラヴィリンのアンダーアームクリームは、日本人向けに製造された消臭クリームです。
カモミラエキスやトウキンセンカエキスなどの天然成分が配合されている一方、肌へ刺激を与える成分は使われていません。
アルコールやアルミニウム塩なども無添加ですので、敏感肌体質でも安心して使うことができます。

柿のさち 薬用柿渋石鹸

日頃からのワキガのケアをしたい方は、柿のさちの薬用柿渋石鹸を使ってみましょう。
柿のさち・薬用柿渋石鹸は、消臭成分に柿渋を使用した製品です。

柿渋は非常に強い消臭・殺菌作用を持っており、ワキガのケアグッズでよく使用されています。
天然成分のため肌への刺激も少ないですし、香りもないのが特徴です。

柿のさち・薬用柿渋石鹸は柿渋のほか、さまざまな成分が配合されています。
いずれの成分も低刺激のため、普段の石鹸代わりに使うのもよいでしょう。

価格が安く、ネット通販で簡単に購入できるのも魅力です。
消臭クリームなどと組み合わせることで、ワキガ臭を最小限に抑えられるでしょう。

まとめ

ワキガのにおいは非常に強烈で、周囲に不快な思いをさせてしまうことも珍しくありません。
特に夏場のように脇汗をかきやすい時期は、対策は必須といってもよいでしょう。

なお、ワキガのにおいは加齢とは関係が薄く、アポクリン汗腺の働きが深く関わっています。
特に中高生は第二次性徴期を経験しますので、においが強くなるのは必然といえるでしょう。
その他にも生活習慣やストレスが影響するため、原因をチェックしたり、場合によっては改善することも重要です。

学生(高校生・中学生)の頃からできるワキガ対策はさまざまあります。
例えば消臭クリームを使ったり、ワキ汗パットで汗そのものを吸収すれば、完全とはいわないまでもワキガ臭を抑えることが可能です。
無対策の場合と比べても効果は大きく、周囲ににおいを撒き散らす心配も軽減されます。

ワキガでお悩みの方は多いと思いますが、各種グッズで対策してはいかがでしょうか。