誰かと話をしている時、思わず口が臭いと感じたことはありませんか?
においの中でも口臭は非常に強く、自分でも気付きやすいことから悩む方も多いのが実情です。
一方で口臭は比較的対策がしやすく、特に舌磨きは手軽にできる対策の一つです。
しかし、舌磨きも安易に行うと、味覚障害を引き起こすなど様々な影響が出てしまいます。
口臭は多くの人の悩み
口臭は多くの方が悩んでいるかと思います。
体臭は気付かない場合もありますが、口臭は自分でも気付きやすく、不快なにおいに悩まされることも珍しくありません。
自分自身で不快な思いをした方もいるのではないでしょうか。
なお、口臭は一時的なものと慢性的なものの2つに分けられます。
一時的なものは、においが強い食事を取った時に口臭が強くなります。
逆に慢性的な場合は原因が非常に多く、口内の不衛生など、人によって異なります。
病気が原因でにおいが強くなる方もいます。
いずれにしても、原因を見つけて対策を取ることが大切ですが、慢性的に悩んでいる方は舌苔(ぜったい)を疑ってみると良いでしょう。
ほとんどの方は、この舌苔が口臭の原因になっているんです。
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口臭の原因になる舌苔とは何?
鏡で自分の舌の状態を確認したことはありますか?
もし見たことが無い方は、一度チェックしてみましょう。
舌を確認した時、表面に白い汚れのようなものが付いているかと思いますが、この白い物質こそが舌苔です。
舌苔は、舌の表面に付着した汚れの総称で、苔のように舌の奥まで広がるのが特徴です。
主に口内で繁殖した雑菌や食事の食べかすなどが溜まり、汚れとなって付着したものを言います。
私たちの舌の表面はザラザラしており、舌乳頭と呼ばれる小さな突起が沢山隆起しています。
舌乳頭は味覚などを司る器官で、食べ物の味や舌触りに影響しています。
しかし、舌乳頭は隙間が空いており、間に小さな汚れなどが溜まっています。
この舌乳頭間に溜まった汚れが舌苔で、あの不快な口臭を引き起こす要因になっているんです。
舌苔の汚れは舌磨きによって除去することが可能です。
除去するだけで口臭が改善される場合もあるため、定期的に行うといいでしょう。
ただし、間違った方法で行うと舌乳頭を傷つけるおそれがあります。
正しい舌磨きの方法
舌苔を除去するには舌磨きが有効です。
ただ、舌を傷つけないよう次の方法で行いましょう。
使う道具は歯ブラシか、専用の舌磨き用ブラシのいずれかがおすすめです。
まず歯ブラシを使う場合、一通り歯磨きを行ってからにしましょう。
歯磨きをしたら、舌苔が気になる部分に歯ブラシを横向きに当てます。
次に表面を撫でるように、奥から手前へと歯ブラシを軽く動かしていきましょう。
ただし、前後に擦ってはいけません。
奥から手前に動かす動作を数回繰り返し、最後に水で口をゆすぎます。
舌磨き用ブラシを使う場合も同様です。
各製品によりますが、舌にブラシを当て、奥から手前に動かしていきましょう。
歯ブラシと同じく、この動作を数回繰り返せばOKです。
舌磨きはとても簡単ですので、歯磨きの際に行ってみるといいでしょう。
なお、磨いた後はにおいのチェックをおすすめします。
最初はほとんど違いがないと思いますが、コツコツ繰り返せば徐々に口臭が改善されていきます。
舌磨きの注意点
舌磨きで口臭が改善されるため、手軽にできる対策と言えます。
しかし、様々な注意点がありますので、以下に注意して行いましょう。
ゴシゴシこすらない
上でも触れましたが、舌を磨く際は優しく・撫でるようにすることが大切です。
汚れを取りたいからとゴシゴシこすれば、却って舌が傷ついてしまいます。
舌の表面はとてもデリケートなうえ、ブラシで傷つきやすいため、こすらないようにしましょう。
1日1~2回に留める
また、舌磨きの回数も1日1~2回に留めることをおすすめします。
磨きすぎると舌の表面が傷ついてしまい、最悪味覚障害を引き起こします。
多くても1日2回とし、それ以上磨くことは絶対に避けましょう。
磨きすぎない
舌苔をキレイに取り除くことはできません。
どれだけ磨いても、少なからず残ってしまうものです。
このため、汚れを全部取り除こうとして磨きすぎるのも禁物です。
多少残るものと考え、舌を傷つけないよう注意を払いましょう。
まとめ
口臭は腐った卵のようなにおいと例えられることもあるほどで、非常に臭い点には違いありません。
お悩みの方も多いと思いますが、少しでも口臭を抑えるなら舌苔の除去を行ってみましょう。
舌磨きをすれば、においの元になる舌苔をキレイに取り除くことが可能です。
1日1~2回でも違いが現れますので、歯磨き時に習慣化しておくといいでしょう。
ただし、磨きすぎると舌を傷つけてしまいます。
舌の表面をこすらず、優しく磨くことを心がけましょう。
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