ワキガは他人にうつる?服や寝具、体温計の共有でにおいの悩み

ワキガのにおいって強烈ですよね。
においの強さは人によって違うものの、独特のにおいが不快に感じる方も多いと思います。
ただ、ワキガって他人にうつると考えていませんか?
ワキガは遺伝する場合もありますが、その原因は様々あります。
このため、うつると考えている方は意外に多いんです。
でも実際のところはどうなのか気になるかと思います。

ワキガは他人にうつるのか?

では、ワキガは他人にうつるのでしょうか?
確かににおいはうつってしまう可能性はあるものの、ワキガそのものが他人にうつることはありません。
意外に思えるかもしれませんが、ワキガが伝染するようなことは絶対にありえないんです。
親から子へと遺伝することはあるものの、他人にはうつらないので安心して下さい。

ワキガは、主にアポクリン汗腺という汗腺から分泌される汗の量が関係しています。
特に脇へ集中している汗腺で、やや白く粘度の高い汗が分泌されます。
このアポクリン汗腺は人それぞれ数が異なっており、汗腺の数が多い方ほどワキガになりやすいと言われています。

しかし、ワキガ臭はあくまで汗やにおいを引き起こす物質が影響するのみです。
菌が媒介する病気ではありませんので、他人にうつってしまうことはありません。
もちろんワキガになる方も少なくはないですが、あくまで遺伝や汗腺の数などの体質によって決まります。
このため、仮に他人の脇に触れたとしても全く問題はないんです。

服・寝具などの共有でワキガのにおい自体はうつる可能性も

ただし、他人にうつらないのはあくまでワキガそのものです。
ワキガ臭については話が別で、他人の服などにうつってしまう可能性があります。
例えば服を共有した場合や、同じ寝具を使った場合などは、におい自体がうつってしまうので注意が必要です。

ワキガ臭は非常に強烈で、アポクリン汗腺の汗が服の脇や寝具に付着し、黄色く変色する場合もあります。
においはしばらく残るため、それを知らずに服・寝具を共有すると、相手ににおいが付いてしまうことも珍しくありません。
相手に不快な思いをさせてしまうこともあるでしょう。

もし誰かににおいをうつしたくない時は、服や寝具の共有は止めたほうがいいでしょう。
共有しなければうつることはありませんので、使い回しを止めるだけで防止できます。

また、デオドラント製品でケアをするのもおすすめです。
ワキガ臭は抑えることも難しくありませんので、日頃からこまめにケアすれば服・寝具へのにおいの付着を防げます。

洗濯は別々にすべき?

においはうつるため、洗濯は別にするべきかという疑問も浮かぶと思います。
確かにワキガ臭が強い場合、いつも通り洗濯してもにおいが取れませんし、カゴに入れておくとうつる可能性があります。
ただ洗濯を分けて洗う必要性は低いため、洗濯方法を工夫すれば問題ありません。

もしワキガ臭が付着した服を洗う場合、酸素系の漂白剤を使ってみるといいでしょう。
においを分解してくれるため、洗濯前に漂白剤へ浸けておくとにおい移りを防止できます。
少し手間は増えますが、分けて洗う手間を省けます。

また消臭成分が入った洗剤を使ってみるのもおすすめです。
洗剤を変えるだけで済みますので、一番手軽な方法かもしれません。

何らかの理由で洗剤を変えられない時は、洗濯時にミョウバンやクエン酸を混ぜるといいでしょう。
これらには殺菌・消臭作用がありますので、ワキガ臭を残さずに洗濯できます。

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体温計は同じものを使っても大丈夫?

風邪を引いたときなど、熱を測る時に使う体温計ですが、脇に挿して使う製品が一般的です。
そのためワキガ臭が付着する場合もありますので、気になる方は分けて使うのがいいでしょう。
ただ、必ずしもうつるとは限りませんし、においの強さによって対応は変わります。

もしくは体温計自体を買い換えるのもおすすめです。
現在は口や耳での検温に対応した製品もありますし、口や耳専用の製品もあります。
価格も通常の体温計とほとんど変わりません。
脇に挿さずに使えばワキガ臭も付着しませんので、こうした体温計に変えてみるのもいいでしょう。

まとめ

ワキガは様々な誤解がある症状といっても過言ではありません。
特に他人へうつると勘違いしている方もいますが、実際はうつらず、遺伝や体質により変わる点に注意しましょう。
ただ、ワキガ臭自体は服や寝具を通じてうつるため、共有しないことも必要になります。

洗濯は消臭成分入りのものを使うなどして対策できますが、ワキガへの対策も欠かせないでしょう。
体質を改善したり消臭クリームでケアをして、におい抑制に努めることも大切です。