特有の嫌なにおいを発するワキガは、10人に1人が悩まされてるとも言われています。
様々な原因があるため、誰にでも発症するリスクはあります。
ただ、ワキガは両脇がにおうもの、と考えている方も多いのではないでしょうか?
確かにワキはそれぞれに汗腺があり、左右からにおいを発する場合もあります。
しかし、誰もがそうではなく、片方だけワキガになることもあるんです。
片方だけワキガ…ということもある
ワキガといえば、ほとんどの方は両脇からにおうと思っています。
実際に両脇がワキガになる方も少なくありませんが、逆に片方だけがワキガで悩まされる場合もあります。
例えば左脇はいっさいにおわなくても、逆に右脇は生ゴミのような臭さがある…というような場合、右脇のみがワキガと考えられます。
私たちの脇の下には、アポクリン汗腺と呼ばれる汗を分泌する汗腺が沢山あります。
ただ、アポクリン汗腺の数は人によって異なるほか、大きさ・汗の分泌量にも違いが見られます。
このアポクリン汗腺が片方の脇に集中している場合、片方だけワキガになる可能性もあります。
ワキガのにおいの原因は、アポクリン汗腺から分泌される汗と、皮膚表面で繁殖した雑菌が反応することによるものです。
そのため、右または左脇にアポクリン汗腺が集中している方は、片方の脇のみ汗をかきやすく、ワキガ臭が強くなると考えられます。
いずれにしても、片脇が臭い時はにおい対策が必要になるでしょう。
自分のワキガの状態を知るための秘訣
自分がワキガかどうか知る方法は様々あります。
最も簡単なのが、セルフチェックを行ってみることでしょう。
もし当てはまれば、ワキガになっている可能性が高いと言えます。
ただ、セルフチェックも色んな方法があるため、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
例えば両脇にティッシュを30分程度挟み、においをチェックする方法や、着ている服の脇の黄ばみを確認する方法などがあります。
ティッシュの変わりにサランラップを挟む方法もあるため、一度試してみるといいでしょう。
また、耳垢が湿っている方はワキガの可能性が高いと言われています。
実は耳の中もアポクリン汗腺が多く、片方の耳垢が湿っている場合、片側だけワキガになっていることがあります。
例えば左の耳垢はカサカサでも、右の耳垢が湿っぽい方は、右脇がワキガになっている可能性が高めです。
もちろん個人差もあるため一概には言えませんが、耳掃除をする時にチェックしてみてはいかがでしょうか。
「もしかしてワキガかも…」そう感じたことはありませんか? ワキガはなかなか気付かない場合も多いですが、においが強くて怪しいと感じることも珍しくありません。 でも、自分がワキガか分からず、不安を抱えている方もいると思います。 自分でセル[…]
利き腕の方がワキガになりやすい?
片方だけワキガになる方は少なくありませんが、利き腕のほうがワキガになりやすいと言われています。
もし不安がある方は、利き腕の脇のみチェックしてみるのもおすすめです。
どうして利き腕なのか、と疑問が浮かぶと思いますが、その理由はアポクリン汗腺にあります。
アポクリン汗腺は左右の脇で数や大きさが異なるものの、利き腕のほうが発達しやすいと言われています。
利き腕は自然と動かす機会が多く、その過程でアポクリン汗腺が発達するんですね。
その結果、反対側の腕よりワキガのリスクが高まり、片方だけ臭い、といった状態になるんです。
とはいえ、アポクリン汗腺の発達具合などは個人差があるため、誰しも片方だけ臭くなるとは限りません。
当然ながら例外も考えられますので、におう時はデオドラントケアするなど、ワキガの対策はしっかり行いましょう。
まとめ
ワキガは個人差が大きく、片側が臭くなる方も少なくはありません。
アポクリン汗腺の発達具合が影響するため、においの強さが異なる点にも注意が必要です。
例えば左はほとんど臭くないのに対し、右脇は強烈なにおいを発する方もいます。
逆に両脇がにおうケースもあるため、人それぞれに合わせた対策が必須と言えるでしょう。
なお、ワキガのチェックは非常に簡単です。
様々なセルフチェックがありますので、普段においが気になっている方は確認してみましょう。